祝！W杯開催！！「ぼくらの戦国白球伝」

世の中はもうサッカーW杯の話題で持ち切りでござりまするな！ ってなわけで今回はW杯を記念して、全然関係ないけど野球漫画を紹介いたします。

本作「ぼくらの戦国白球伝」は、野球が大好きでしょうがない野球マニアの高校球児・吉田くんが戦国時代にタイムスリップしちゃうところから始まる物語。いきなり戦国に放り込まれて困っていた吉田だが、そこを織田信長に拾われ、野球を気に入った信長は野球による天下布武を決意。なぜかやけにノリが良いほかの戦国大名も、信長のぺースに乗せられて、野球にのめり込んでいく。

というわけで織田信長や豊臣秀吉、武田信玄、上杉謙信らが戦国を部隊に野球をやっていくんだけど、基本的な雰囲気は結構ほのぼの。なぜか出てくる武将出てくる武将、みんなアホたれの変人ぞろいで、カラッと明るいギャグと武将たちの馬鹿っぷりが妙に楽しい。

あと見逃せないのが、女の子キャラが意外に萌える点。とくに織田野球軍のマネージャーとして駆り出される信長妹のお市の方が素晴らしい。お市の方といえば史実では悲劇のヒロインって感じだけど、本作では元気ハツラツなお兄ちゃん大好きっ子。ちと頭のネジが外れた感じな無邪気っぷりがとても良いのだ。終盤で登場して、潜入した織田軍でチアガールをやっちゃったりするくノ一少女のお涼さんもさりげなくツンデレ系の萌えキャラで、これはこれで良かったり。

連載自体は単行本1巻分で終わっちゃったけど、明るくカラッとしててちょいと萌える作品に仕上がってるんでオススメ。熱血野球漫画ってわけでもないんで、野球はそんなに好きでないって人も楽しめるんじゃないでしょうか。

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